無冠の帝王 ニコ・ヒュルケンベルグ
つい先日のル・マン優勝が記憶に新しいが、
F1では未だ無冠、表彰台に一度も立ったことがない。
派手さは無いもののミスの少ない堅実な走りで、
戦闘力に劣るマシンでも確実にポイントを重ね、
シーズン終了時にはチームメイトに倍近いポイント差。
F1界隈でも評判が高く、
非トップチームドライバーの中では最も腕が立つとの評。
年齢的にも円熟期が近づき、
そろそろトップチームへの移籍が望まれる。
…という現状に舞い込んだフェラーリへの移籍話。
(代わりにライコネンが出るというのが前提なのは非常に悲しいが…。)
が、
どうやら移籍におけるライバル、
ボッタスの方に軍配が上がりそう。
フェラーリのドライバーが両名ともドイツ国籍というのもあり得なさそう…。
勝てる車に乗れば確実に勝てるであろうヒュルケンベルグ。
持参金が蔓延る現在のF1で、
金に頼らない彼の活躍に刮目したい。
そしてそういう彼が活躍してこそ、
人気低迷中のF1界に一石を投じることになるだろう。